料理は化学だ!チョコレートも化学だ!

とある番組で、とある大物芸人さんのひとこと。
『手作り手作り(チョコ)って、あんなもん溶かして固めただけやないか!不衛生やろ!』
『そんなことせぇへんで、板のままくれたたらええんや!』

いやいやそれは全く違います(^^) チョコレートの味の決め手に「テンパリング」ってヤツがあるんです(^-^)/
(以下、ほとんどが「請け売り」&「知ったかぶり」です^^:)

「テンパリング」とは、いわゆる温度管理のこと。
チョコレートにはその種類によって固有の温度管理が必要です。
何度まで上げて溶かしたら、何度まで下げて、また上げてkeep!みたいなやつです。(また言いますけど、私はやったことがありません。ただの「請け売り」ですσ(^_^;)

これが巧くいくと、あっと言う間に固まり、とても艶やかになって、そして何と言ってもとても「なめらか」な舌触りで「美味しく」なります。(これだけは「試食担当」の私が身をもって体験しています。実体験です。ホントウです^^)
たぶん目に見えない小さな小さなところで、チョコレート中の様々な成分が行儀良く並んで手を繋いでいるからでしょう。(かなり適当^^;)
そしておそらく、30年程前のウチの現パティシエは「テンパリング」なんて全く知らなかったのでしょう。(2015年01月26日の当「弟子のひとりごと日記」参照」)

『アトリエ・ドゥ・ランジュ』のチョコレートは全て手作り。一粒一粒心を込めて作っています。
そう、つまり一粒一粒最適な『テンパリング』をしています。

そんな事、プロでは当たり前です。さらに言えばそんな事、マシーンがやってくれます。
でも、ホントのピークなポイントはとてもシビアなのです。手作りならではの良さがそこにあります。

これからも『アトリエ・ドゥ・ランジュ』は、手作りにこだわって、本当に美味しいショコラをみなさんに届けていきます。

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劇中で、福山ガリレオ教授が言いました。
『料理は化学だ!』
そうです。
『チョコレートも化学だ!』
なのです。
『実に面白い!!!』